次の高原を目指して歩くこと
とても影響を受けた本に、G.M.ワインバーグの「スーパーエンジニアへの道」という本があります。駆け出しのシステムエンジニアの頃に読んだ本で、いろいろな視点を学びました。
その中で紹介されていたのですが、「技術の高原」という考え方があって、技術を習得して使いこなせるようになると、技術の高原に突入して、いろいろなメリットを享受できる。生産性もいい。他の技術者からも尊敬される。とても居心地がいい。
ただし、新しい技術的な進歩は少ない。この高原に長くいると、次の技術革新について行けなくなる可能性がある。ということが描かれていました。
筆者の経験として、システム名は忘れてしまいましたが、初期のコンピュータで限られたメモリーをうまく使いながらプログラミングする技術に長けていたようで、すばらしい技術の高原を謳歌されていたようです。しかし、新しいシステムができて豊富なメモリを搭載するようになり、メモリを節約する技術よりも、少々冗長でもいいからわかりやすいプログラミングが必要になってきたため、取り残されてしまった、というようなことを描かれていました。
ですから、一つの技術に習熟したと感じたときは、意図的にその高原から次の高原に移る努力をしなければならないと、結ばれていました。
あえて次の高原に向かっていくのは、難しい作業だと思います。コンピュータの世界ほど早く動く業界にいないので、居心地のいい高原には長くいたくなるものです。でも、長期的に見ると、やはり次を自分で探さなきゃいけない。
外部環境に変化を強制されるよりも、絶対に自分から動いていった方が楽だし面白い。そして経験のない他分野の高原でも、今よりも上にある。なかなかできないのですが、最近特にそう感じています。
(20年近く前に読んだ本なので、細かい内容に自信ありません。。。)

しんりん
